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2022年の特殊詐欺の被害額は認知されているものだけで361億円となっており、被害届を出さない金額を入れるとおよそこの1.5倍～2倍はあるだろうと言われています。2倍であれば720億円です。

一向に減らない特殊詐欺ですが、いつの間にか自分が詐欺の片棒を担いでしまったという話を紹介したいと思います。

ツイッターやインスタ含め、SNS上には「いいね」をクリックしてくれたら抽選で10万円差し上げますという投稿があるそうです。そこには口座振込、paypayなどいくつか受取方法の選択が出来るのですが、口座振込を希望した人だけに当選連絡が来ます。

そして銀行口座を教えると後日10倍の100万円が振り込まれ、間違って送金してしまったのでお金を取りに行くと連絡が来るそうです。

そして、お礼の10万円を差し引いた90万円を取りに来た方に手渡しすると・・・

いつの間にか特殊詐欺の受け子になっているという手口です。

自分がいつの間にか受け子になっているとは知らず、警察に逮捕されてしまった方がいるそうです。おそらく本当に知らなかったのかもしれませんが、知らなかったという証拠を出さない限り身の潔白は証明できません。

これは悪魔の証明と言って絶対に証明出来ないのです。ある程度警察もわかっていると思いますが、こういった手口を取り締まる為にも、見せしめだったり、非常に厳しい取り調べだったりをしているようです。

これは余りにも身近なものでありながら全く気付かないと思うので、自分は騙されない、こんな事に手を出す奴が馬鹿だ！などと、自分をかいかぶるのをやめる事が大切だと改めて感じた事件でした。

※実際に捕まった、裁判になっている、という事実確認はしておりませんが、その様な事件が実際にあるという事で話を聞きました。注意喚起も込めて記事にしていますのでご理解ください。