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2023.11.01

日米のインフレの違い

世界各国はいき過ぎたインフレを抑える為金融引き締めを行っておりますが、日本だけは未だに金融緩和を継続しています。

それは何故なのか?インフレの中身を比較してみるとそのヒントがあるかもしれません。

インフレ率を押し上げている品目を調べてみると、米国は約50%が家賃です。日本は約50%が食料品です。

日本は食料自給率が38%と低く、多くを輸入に頼っています。ですから、海外の値段(海外のインフレ-グローバル経済)と為替の影響を受ける事から日本のインフレは外部要因で起きている事がわかります。

その点米国は、輸入の影響を受けない家賃がインフレの主要因ですから、国内の景気が要因であり、また為替の影響を受けません。

また更に言えば、食料品は短期的に価格の変動があります(時価などを考えるとわかりやすい)が、家賃は短期的な価格変動はありません。要するにインフレの持続性という観点からも、日本は一時的、米国は持続的と考えられます。ですから中身が全然違うという事です。

これらを踏まえると、現在の日本のインフレは景気が下支えする好循環なインフレではなく、実際にはデフレが続いているという見方も出来ます。だから日銀は緩和を継続しているわけですね。

最近は食料品に釣られて、便乗値上げをする企業が増えて来ました。景気が追いつかなければ賃金は上がりません。値上げ先行で本当に好循環なインフレになるのか?日銀は為替介入も含め、本当に厳しい舵取りを迫られていますね。