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2025.10.30

ドル覇権の維持を狙う米政府

ステーブルコインは9割が米ドルに連動しているものですが、ユーロや円、ゴールドに連動しているものもあります。一般的には法定通貨に連動するものをステーブルコインと呼びますので、取り敢えずゴールドは忘れて良いと思います。

2024年のステーブルコインの取引額は4000兆円を超えて、VISAmasterを合わせた決済額を超えました。そこで米政府は安全性を担保する為法整備を整える動きを強めています。それがgenius法で要点をまとめると下記のようなものになります。

①準備資産の保有義務:発行額と同等の準備資産を保有する
②準備資産の厳格な要件:資本規制・流動性基準
③監督の義務化:年次報告・関連事者取引の開示・会計監査義務(発行残高500億ドル超の場合)
④アルゴリズム型の禁止:裏付け資産を持たないアルゴリズム型ステーブルコインの発行は認めない
⑤規制当局の監督:速やかな償還義務と報告義務、広範なマネロン対策、ステーブルコイン⑥発行者の他業務禁止・誇大広告の禁止

ステーブルコインはドル覇権を脅かす存在ではあるが、発行額と同等の資産を保有する事を義務付ける事により、結果的にドルの流通を減らさない狙いがあるようですね。