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2026.06.11
日本の潜在成長率
日本は長らく潜在成長率が上がらず、経済が停滞してきました。この潜在成長率とは言い換えるとイノベーションが起きない、新規プロジェクトへの投資が起きない、それにより、今ある産業にしがみつくようなイメージです。
今ある産業は既に成長を終えており、今後は緩やかな成長しか期待出来ず、経済全体も緩やかな成長しか見込めないということです。
ではなぜイノベーションが起きないのか?イノベーションへの投資をしないのか?ですが、ポートフォリオを考えるととてもシンプルに説明が出来ます。
投資はローリスク、ミドルリスク、ハイリスクの3つに分けられ、イノベーション投資は新規投資になるのでハイリスクになります。ハイリスクを取るにはローリスクを固めて、万が一に備えるわけですが、このローリスクが安定しないと、ハイリスクも投資出来ないということ。
日本はバブル崩壊以降、経営を立て直す為、更にはハイリスクに備える為、ローリスク(安全資産)を潤沢に蓄えて来ました。その1つが貯蓄です。企業も個人も、更には国も(税収や一次所得)、過去最高となっています。
しかし、不良債権処理に時間がかかり、その後も長らく経済が停滞してきた事で、リスクを取ろうとしない経営者が増えました。本来であればローリスク投資は十分なはずです。
ですから、この裏付けを利用して、今後はイノベーション投資を行う事で、潜在成長率が上がって行くのではないかと思います。日本の潜在成長率とは、経営者、ひいては国民の意識の中にあるのかもしれません。