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2025.03.21

暗躍するCIA②

次はソ連の衛星国である東欧の国へ目を向けられました。ラジオフリーヨーロッパはCIAが設立した非営利団体が運営するラジオ局で西ドイツに拠点を持ち、東欧諸国向けのプロパガンダ放送を行なっていました。当時のソ連の最高権力者であるスターリンを批判し、共産主義拡大を阻止する目的がありました。

ハンガリーでは、学生運動が起き、首相交代とソ連軍撤退を要求するデモが行われました。ハンガリー政府はソ連軍と共に3万の兵士を送り込み弾圧を試みましたが、ラジオフリーヨーロッパは火炎瓶の作り方などを放送し、戦い方を教え、市民の抵抗を焚き付けました。

CIAは市民の抵抗を援助する為、武器や弾薬の提供なども検討していましたが、アメリカ政府は、ソ連との武力衝突に発展する可能性を考え、支援には慎重な姿勢を取りました。東欧の民主化は支援するが軍事同盟国ではないと明言しソ連との対立を避けました。

しかし、ラジオフリーヨーロッパは、あたかもアメリカが援助をするかのような放送を続け市民を煽り続け戦わせました。最終的にはソ連軍が本格的に投入され、市民は鎮圧され、投獄される事になりますが、その犠牲者は3000人、投獄を恐れて隣国に逃れた難民は20万人にものぼりました。

暗躍するCIA①
暗躍するCIA③
暗躍するCIA④