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2026.05.14
10年後の通貨の信任を問う①
米財務長官のベッセント氏の主張を見てみると、小さなFRBという事で、出来るだけ金融政策での財政や金利のコントロールは控えるべきとしています。
バランスシートは小さくし、非常時以外の資産購入(国債など)は市場の歪みを生むとコメントしており、ターゲットは長期金利で、その為に政策金利(FF金利=短期金利)を下げる必要はないと考えているようです。
とても本質的な考えで、これは例えば10年後も米国は安泰となれば、自信を持って米国債を買います。すると、自然と金利は下がる。わざわざ政府が買い支えをする必要もなく、利下げする必要もないという事ですね。
そして通貨との関係を見てみると、通常、金利が下がれば通貨安になりますが、新興国は金利が上がり通貨安になります。これが本質で、スイスを見れば一目瞭然。スイスは10年金利0.25%であるにも関わらず、フランは最強の通貨です。要するに国が安定していれば通貨は強く、国債も買われ、金利も低く抑えられるという事。
これが本来の安定という事で、信任を得るという事だとベッセントは考えているようです。
そして、次期FRB議長のウォーシュ氏もまた、強いドル、ドル高という事ではなくて10年後も信任を得ているドルを目指すという考え方ですから、米国がどのように変わるのか、変わらないのか注目したいですね。
10年後の通貨の信任を問う②